検査内容の説明
乳房検査
乳房超音波
乳房超音波検査とは
ベッドに仰向けになり、乳房にゼリーを塗布します。探触子(プローブ)を乳房に滑らせて観察を行い、乳腺の性状や腫瘍の有無を調べます。腫瘍が検出された場合は、大きさや形、血流、固さなどの観察が可能ですが、良性や悪性の細胞成分の判定には精密検査が必要です。検査時間は約10分程度です。
当院では乳房超音波検査は女性技師が検査を行っています。
乳房超音波検査のメリット
・放射線を浴びることもなく、痛みもほとんど伴いません。
・妊娠中や妊娠が疑われる方、授乳期中の方や断乳後6ヵ月未満の方、ペースメーカー挿入
の方、豊胸術後の方などマンモグラフィーが受けられない方も受けていただけます。
・腫瘤を形成するタイプの乳がんに有効で小さいものも見つける事が可能です。
乳房超音波検査のデメリット
乳房超音波検査だけで乳がんを全て検出することはできせん。腫瘤(しこり)として触れない非腫瘤性病変と呼ばれるタイプの病変や、微細な石灰化病変ではマンモグラフィーの方が検出に優れています。
マンモグラフィー検査(乳房X線検査・MMG検査)
マンモグラフィー検査とは
専用装置で乳房を挟んで圧迫し、薄く伸ばして、ブラインドエリアをできるだけなくすために上下左右から撮影する検査です。
このとき、乳房の厚みを極力薄くなるように圧迫しますので、痛みを伴うことがあります。
腫瘤の有無や大きさ、形、濃度、また、石灰化の有無や形態、分布を調べます。
検査時間は画像確認を含めて約15分です。
当院では、トモシンセシス(3D)という最新機能を搭載し、撮影角度を変えて複数の方向から撮影します。
通常マンモグラフィ(2D)では判別困難な病変も明瞭に描出されます。
また、2Dでは正常組織の重なり合いで異常を疑われる病変も、3Dでは正常と判断できる場合が多くあります。
マンモグラフィ検診精度管理中央委員会の認定施設であり、認定技師(女性)による撮影、認定医師による読影を行なっています。
おすすめしたい方
・乳房にしこり、ひきつれがある方
・40歳以上の方
・出産経験や授乳経験がない方
・初潮が早かった方
・肥満の方(特に閉経後)
・良性の乳腺の病気になったことがある方
・血縁者に乳がんになった人がいる方
検査を受けられない方
・妊娠中、妊娠の可能性のある方
・授乳中、断乳後6か月未満の方
・豊胸術を受けられている方
・ペースメーカーやシャントをされている方
